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420mm重攻城臼砲ガンマ


画像はモーグリさんからの提供です。

口径420mmとドイツの火砲の中で最も大きなものであるガンマ・メルツァー(臼砲)は、1906年に機動臼砲としてクルップ社で製作が開始され、1914年の第一次大戦開始とともに「太っちょベルタ(デッケ・ベルタ)」と呼ばれて戦場に出動、1917年にはベルギーのリージュ要塞攻撃に活躍する。
1917年の敗戦後はクルップ社のメッペン実験場で武装解除委員会の目を逃れて生き残り、ヴェルサイユ条約下から1930年代までドイツ新国防軍総司令部が密かに企画したフランスの要塞が破壊可能な砲という開発要請により、クルップ社はガンマを用いて様々な対ベトン弾の実験を行った。
やがて1939年に第二次大戦が勃発、1941年にドイツはバルバロッサ作戦によりロシアへ侵攻していった。
翌1942年にセヴァストポリ攻略用に近代化されたガンマは特別編成列車に載せられてロシアへ向かい、セヴァストポリ戦で90発の砲弾を発射し役目を果たす。
後、大戦末期の1944年後半になって箱型の防御装甲を施されたガンマはポーランドのワルシャワに砲撃を行っている。
16口径420mm砲を持つガンマの総重量は140tあり、左右射角は46度、俯仰角は43〜75度である。
砲弾は薬嚢式で1〜1.02t、8分に1発の発射速度で最大射程は14200m。
移動には10輌編成の特別列車が用いられ、再組み立てには1日半から2日半を要し、操作員は220人以上と莫大なものだった。


420mm重攻城臼砲ガンマ・性能諸元
口径:420mm
砲身長:6.723m
左右射角:46度
俯仰角:43〜75度
射程:14200m
重量:140t


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